SNSにあふれる美しい観光地の写真。
しかし実際に訪れてみると、そこにはゴミや人混み、イメージとは違う現実が広がっていることもあります。
この作品では、理想的なビーチの映像と、実際の現地のリアルな映像を組み合わせ、
SNSがつくる“虚像”と“現実”のギャップを、体験的に感じてもらうことを目的としています。
作品紹介ムービー
作品説明
SNSには綺麗すぎる写真が溢れ、信じた人が実際に行くと「思っていたのと違う」と落胆する現実があります。
作品では、最初に理想的な美しいビーチ映像を見せ、次に実際の“がっかり”した現地映像を見せることで、SNS情報とのギャップを体感してもらいます。
「画面の中だけを信じるのではなく、自分の目と行動で確かめよう」というメッセージを、視覚と感情で伝えます。
◉この作品と社会課題
SNSの普及により、現実とは異なる「美化された情報」が拡散される中、若者の情報リテラシーの低さが問題になっています。
その結果、SNSで見た理想と現地の現実とのギャップにがっかりしたり、環境問題が見過ごされたりする現象が起きています。
この作品は、そんなSNSの“ウソ”を体験を通して実感し、正しい情報を見極める力の大切さを伝えます。
◉どういう着想から生まれたか
SNSでよく見かける“キレイすぎる旅行写真”に疑問を持ったことがきっかけです。
実際にその場所に行ってみたら、ゴミだらけでがっかりしたという経験から、
「SNSの情報をそのまま信じてしまう危うさ」を多くの人に“体験”として伝えたいと思い、この作品を制作しました。
◉課題解決の方法
本作では、SNSの誤った情報に騙されるリスクに対して、「体験型コンテンツ」を通して解決を図りました。
視覚的に美化されたSNSの投稿と、実際の現地のギャップをリアルに体験させることで、
“見るだけ”では伝わらない違和感や現実を、感覚的に理解してもらう仕組みを取り入れています。
ユーザー自身が「だまされた!」という感情を持つことで、
情報に対するリテラシーの重要性を自ら気づき、考えるきっかけになります。
◉体験方法
まず、ユーザーは、「汚いバリ島のブース」を見るところから体験が始まります。
スマホを覗くと、美しい景色や理想的な旅行風景が見えていて、実際に写真を撮ってもらい、理想的な写真を自分の手で作れます。
◉メッセージ(この作品を通してどのように世界が変わってほしいか)
この体験を通して、SNSで見える景色の裏側にある現実を少しでも感じてほしいと思っています。