そこで考えたのが『うらがえる なりたい じぶんかるた』です。
20種類の職業イラストを使い、遊びながら自分の中の固定概念に気づく体験型コンテンツです。
表の職業イラストを見て選んだ後、裏面に意外な事実や男女比が書かれており「ハッ」と気づきを促します。
小学生をターゲットに、授業やワークショップで楽しく学べる構成です。
視覚と感覚を通じ、ジェンダーバイアスを「気づく」第一歩につなげます。
作品紹介ムービー
作品説明
中に仕切りがあり読み札と取り札に分かれていて取りやすくなっています。
表紙に大きくカルタの絵柄を載せることで箱の外装から”かるた”だと認識できるよにしました。
読み札には取り札の内容に合うように小物を使っている様子がわかるような内容にしました。
◉この作品と社会課題
ジェンダーバイアスとは、性別に基づいて人々を判断したり、役割を決めつけたりする偏見や固定観念という問題をより身近に感じてもらうために、カルタで視覚的・感覚的な体験を通して遊びながら学べるコンテンツとなっています。
◉どういう着想から生まれたか
ニュースなどで「男女平等」という言葉を聞く機会が何度かあり、それって当たり前じゃないの?と私は思っていたけど現状性別によって差別や待遇が違ったりするという事実を知りました。長年の歴史から定着しきっているものをすぐに変えることはできないけど、少しずつなら考え方から変えられると思い遊びながら学べるコンテンツであるかるたから着想を得ました。
◉課題解決の方法
既存の商品でも多く出回っている遊びながら学べるコンテンツである「かるた」に着目し、取り札に裏表どちらもイラストがあり裏面には〇〇な特徴を加えました。(〇〇の部分は実際に触って裏返したり、動画を視聴してみてください。)
◉体験方法
小学校や図書館など小さい子どもが身近に触れられるところで、遊ぶことができます。かるたでただ遊ぶだけでなく、取り札を取った後の裏面の仕掛けにも特徴があります。読み札の内容も小さい子でも理解しやすいように難しい言葉は使わず、道具を使用している場面の擬音を取り入れたりして楽しく学べるようにしました。
◉メッセージ(この作品を通してどのように世界が変わってほしいか)
こちらの作品を通じて、小さな子供の将来なりたい夢の可能性や視野を広げるきっかけとなり、男性だから女性だからという偏見を少しでも減らし、職業選択の幅が広がり誰もが働きやすい未来を作っていきたいです。
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